「オマーは、昔ながらの家が、嫌いだったんじゃあなかったか?」そう、確かにそれまで、私は、昔ながらの家が好きではなかった。幼いころに育った家は、木造の在来軸組工法で、それも300年前に建てられた染物屋の大きな家屋だった。高い天井、煤けた梁、砂の落ちる壁。幼心に、その家は、とても不気味で、得体の知れないものが住んでいるような気がして怖かった。だから、―軒目のツーバイフォーの華奢な家を見たとき、絶対にこの家に住みたいと主張したのは私だった。
(人気サイト)
五位堂の賃貸・部屋探し情報一覧|賃貸マンション・賃貸アパートはSUUMO(スーモ)賃貸
http://suumo.jp/chintai/nara/ek_2265_goido/
土居の賃貸・部屋探し情報一覧|賃貸マンション・賃貸アパートはSUUMO(スーモ)賃貸
http://suumo.jp/chintai/osaka/ek_2145_doi/
王子の賃貸・部屋探し情報一覧|賃貸マンション・賃貸アパートはSUUMO(スーモ)賃貸
http://suumo.jp/chintai/tokyo/ek_0125_oji/
こぢんまりしていて清潔感のある、ツーバイフォーの洋風建築のほうが、自分には、安心できる住まいのような気がしたからだ。また、建売住宅を見てもメーカーの展示場に行っても、目にするのは、新建材をふんだんに使った洋風建築ばかりだった。つまり、耳や目から入る情報も洋風建築の情報ばかりだったので、今まで、私は、家を建てるといえば、そういうもので建てるのがあたりまえだと思い込み、昔ながらの家は時代遅れな家なのだと思い込んでいた。ところが、今回の一件ですっかり宗旨替えした私は、「でも、“丈夫で長持ち”がコンセプトなんだから、やっぱり、金具で接続して建てる洋風建築じゃなくて、在来軸組工法でしょう」と、昨日までのことはさて置いた発言をしていた。そんな私の前に、主人が、ドサッと、在来工法のことを書いた本を置いた。「そういうことを言うのは、ちゃんと勉強してからにしろよな」それは、私が洋風建築に浮かれている間に、コツコツと主人が読んでいた本だった。