観察力がある親御さんなら、適切な時期にレベルアップした課題を与えられるはずですし、「親がきちんと見てくれている」と子どもに実感させることもできるでしょう。子どもの能力を伸ばすのは、こんな親なのです。観察力は本当に大切です。ちなみにもう一つ付け加えるなら、子どもの能力が充分伸びてきて、もうライバルと競い合わせても大丈夫と確信したときは、塾を検討し始めてもよいでしょう。子どもの能力とタイミングを見誤らなければ、これもきっと成功することでしょう。なにより大切なのは、ほめること。ほめられるのが嫌いな子どもはまずいません。ほめられて伸びるのが子ども。これは真理です。でも、これは大人でも同じではありませんか?「いつもおいしいね」とほめられるから、もっとおいしい料理を作ろうと思うのです。「あなたの家はいつも片付いていてきれいよね」と言ってもらえるから、隅々までしっかり掃除をしようと思うのです。「今度のレポート、すごく分かりやすくできていてよかったよ」と認めてもらえるから、次はもっとうまく書いてやろうと思うのです。
OEM企業には、ユニークな個性の持ち主が多い。「ペンシルタイプの化粧品といえばここ」と言われるトキワは、鉛筆の軸板製造から始まって鉛筆そのものをOEM生産するようになったメーカーだ。続いて製紙事業に乗り出し、「週刊少年ジャンプ」をはじめ雑誌向けに再生紙を提供し業績を伸ばしてきた同社が、新たな事業として目を付けたのが化粧品だった。当時、アイブローには鉛筆タイプしかなかったが、トキワは芯を交換するシャープペンタイプを開発し、これが資生堂に認められ受注獲得に至る。71年に開発したナチュラルグロウアイペンシルは、化粧品OEMとしてのトキワの基礎を築いた。業界最大手との取引を皮切りに、現在の取引先は約120〜130社にもおよぶ。
火葬が終ると拾骨の時間である。これは「骨上げ」とも呼ばれる。「収骨」という字で表現することもあるか、私はあえて「拾骨」を使っている。骨壷に骨が「収められる」という結果ではなく、「拾う動作」を重視するからだ。遺族が骨になった死者を自らの手で確認する作業であるからだ。この説に賛同してくれる人も多い。「収骨」だと、その意味の重点は、骨壷に「収める」ことにおかれてしまう。欧米にはこの拾骨の習慣はない。遺骨にこだわる日本人の習慣である。仏教習俗的には、白骨になることにより成仏したと確認したのである。「遺骨を拾う」と一般的に表現するが、法律上の「遺骨」という概念は難しい。刑法一九〇条で遺骨遺棄を禁じる内容の文章があるが、そこでは「遺骨」と表現されている。土葬され年月が経ち、骨化したものも遺骨である。では火葬された骨はすべて「遺骨」かというと、議論の余地がある。